サウナは健康にいいのか

最近、というよりも数年前からサウナが流行っているようで、遅ればせながら、昨年ぐらいからたまに近所の銭湯でサウナをするようになった。確かに、水風呂に入って外気浴をしていると、たまにながらいわゆる「整う」ような状態になることがあって、なかなかに楽しい。なにより気持ちがいいし、子供のころに銭湯にいったときになぜあるのか分からなかったサウナや水風呂の意味が分かって、大人になったんだなあと思うし、あまりしなかった感覚を与えてくれるものが身近に、かつリーズナブルにあったというのは少し驚きではある。

そして、最近の流行りなのか、なんでも医学的な解説をするようになっているので、サウナもご多分にもれずその手の解説記事があり、ふむふむと読んでいたのだけれど、最近になって、サウナは医学的にはあまり良くないのではという記事を目にした。なんでも、高揚感を得られるのは体によくないからであって、サウナ中毒みたいになるおそれもあるとのこと。フィンランドでサウナが一般的なのも、冬の間にできない発汗行為を強制的にやってるからであって、いわば不自然な行為、ということらしい。確かに、フィンランド以外ではあまりサウナって一般的ではない気がする。本当に日本の風土的に健康に良い行為なら、もっと昔から流行っていても良かったはずだし。

とはいえ、これだけ身の回りでもポピュラーになっているし、日本だって東京オリンピック以降はそれなりにサウナも歴史があるはずで、本当に体に良くないならもっと早くに廃れているはず。そのわりには市民権を得ているということは、やはり良い面もあるというのだろうか。日本人の食生活や考え方も、古来のそれとは違っているし(そういえば最近はハロウィンも一大行事になっているけど、自分が子供のときは全然そんなことなかった気がする)、サウナもいつか日本の一部になってくるのかな、と思いつつ、今日は自宅で交互浴+ベランダでの外気浴。