オムレツの練習

最近、ふとしたきっかけでよくオムレツを焼くようになった。

料理の練習にも使われるというだけあって、なかなかに難しい。卵に何を加えるかでも、フライパンをどれだけ熱するかでも、焼き上がりが当然のように変わってきて、理想のとろっとした仕上がりに一向にならないのだけど、試行錯誤しながら練習するのが予想外に楽しくなっている。

ふと思いかえせば、社会人になってからは、平日は家にいる時間が短いし、休日はその分やらないといけないことがあるしで、同じことに日々チャレンジするということがなかったから、この手の継続的なトライ・アンド・エラーというのは随分と久しぶりな気がする。まさに語学の習得とかがそうだと思うのだけれど、やはり何かを継続してやるということこそが大切であって、分かっちゃいるけど続かないというのが繰り返されてきたのだけれども、このオムレツをきっかけに何か抜け出せないかなと。

特に最近は部屋を片付けていたら昔の雑記みたいなものが出てきて、昔書いたものを数年後になって読み返すのはなかなか楽しいということが分かったので、細々としたペースで書き続けられればいいなと思う。久々にものを書いてみて、これはオムレツ作りよりはるかに難しそうだという予感がしているけれど、これは跡形がちゃんと残るものなので、自分が60歳近くになって楽しめるようなものを書き残せるようにしてみたい。